「鳴りやまぬ静寂」パーヴォ・ヤルヴィ指揮ロイヤルコンセルトヘボウ(愛知コンサートホール)

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11月20日愛知コンサートホールのコンセルトヘボウの演奏会へ、オペラをやる大ホールは長淵剛さんのコンサートだそうで、50歳前後を中心にのお客さんで、こっちが計3回アンコールがあって21時過ぎにホールを出た頃には、あちらは休憩が終わってエンディングへと向かうくらいの時間帯だった。

一部は、タンホイザー序曲とピアノにランランを迎えたベートーヴェンの2番ピアノコンチェルト、タンホイザーは以前ティーレマン指揮ドレスデンの時は「1、2とお、3とおお」の3拍子だったけれど、今回は「1、2と、3」くらいのリズムでドレスデンの時がメロディアスだったのに比べると各パートがそれぞれ鳴らして曲を作っている感じ。

ピアノ協奏曲は、少し伴奏に主眼というか、ピアノが主、オケが従はピアノが鳴っていない時も変わらない感じで。忙しい人と忙しい人と忙しいオケではそうなるかなと感じるのは仕方がないけれど、春に水戸で同じコンチェルトをアルゲリッチさんで、凄く一杯想いが詰まったものを聞いているので、それと比べるとなんだけれど、ピアノは法則がありながらちゃんと歌っている感じだし、オケはとにかく音が良いしで満足できるものだったと。

2部は、ブラームス4番シンフォニー、小澤指揮サイトウキネンのブラームス4番を聞いたことがキッカケでクラシックに強くひかれた私は、小澤指揮ウィーンフィルの日本公演の4番も聞いたけれど、聞き込んだ音と変わらないので、キッカケを掴んだ時の言葉にならない何とも言えない瞬間を思い出すことはできなかったけれど、今回は指揮者は客演をコンセルトヘボウ相手に過去3回ほどしかしていないそうだから、コンセルトヘボウのさすがの音に耳をすますつもりだったけれど、指揮は他の名演を部分的に真似てでも良い表現を引き出そうとアタックしていたし、それに粗い音じゃなくて、キチンとしたこのオケの音で答えていた演奏は、ちょっと身の引き締まるもので、感激したし、アンコールの2曲目のハンガリアンダンスの表現もあわせて大いに能動的に楽しめたと。

ただ、全体的に演奏は響きが終わればすぐに次の音が出てくる感じが全体的にあって、実際に聞こえてくる音楽に休止している部分はなかったと。例えば思い切って少し音のないところを作って、それでも音楽は切れずにつながっている印象を作る場面それは演奏会の名場面になったりもするのだけれど、それはなかったと、それが過去三度しか相対したことない客演指揮者だからの理由だったら、両者が信頼を重ねた後の演奏も聞いてみたいというか。

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